作成日:2023/06/21
国土交通省から令和4年度「建設業法令遵守推進本部」の活動結果及び令和5年度の活動方針が発表されました。
国土交通省から令和4年度「建設業法令遵守推進本部」の活動結果及び令和5年度の活動方針が発表されました。
(↓国土交通省のHPの該当ページへのリンク)
https://www.mlit.go.jp/common/001615414.pdf
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/1_6_bt_000189.html
このうち推進本部に寄せられた法令違反疑義情報等の受付件数は、前年度まで「駆け込みホットライン」の受付件数が別記載だったものが変更となり、全数に含まれ内書きとなっているため多少注意が必要です。
駆け込みホットラインの件数は令和3年度比で494件減少していますが、駆け込みホットラインを除く受付件数は令和3年度比で968件増えています。
全体数としても前年度比では474件増えていますが、新型コロナ前の令和元年度と比較するとまだやや少なく、おおよそ令和元年の水準に戻したという感じがいたします。
ただ立入検査等の実施件数は、新型コロナ前の令和元年度に比較すると令和3年度から大幅に増えており、令和4年度も更に増えています。
令和5年度の活動方針で最も特徴的なのは、やはり令和6年4月からの罰則付き時間外労働の上限
規制が建設業に適用されることへの対応で、各都道府県労働局、各労働基準監督署との連携です。
特に地方整備局が実施する工期に関する詳細なモニタリング調査には労働基準監督署が同行して上限
規制の周知等の訪問支援を行い、自主的な改善を促すとしています。